2015/05/26 15:33:03
初めて行ったTOHOシネマズ新宿で『セッション』を観ました。
相変わらずこの界隈はすごいな~新品のシートがビニール?臭いな~と思いながら、邦画ばっかりのCMにうんざりしつつ、始まって5秒、そんなことは全て忘れた。
ジャズドラマーの話です。
私は映画をたくさん観たわけではないのでそれほど驚かなかったのですが、かなり観ている母は「この終わり方は初めてだ。斬新」と言っていました。
現代には、特に日本にはいなさそうな、完璧を求める先生。
決して異常者などではない。
ある意味で、"最高の"先生です。
どうなるんだろう…どうなるんだろう…と思いながら観ていて、クライマックス9分に入る直前の、あのシーン。
あの瞬間を目の当たりにして、恐怖と高揚が混在したまま、衝撃に呆然としながら"キャラバン"を聴くんです。
狂気とも言える、究極のシーン。
演じたマイルズ・テラーと、J.K.シモンズが凄いです。
そして、とにかく曲がカッコイイ!!!
現代調のクールなジャズ。特に低音部が好きな私は、ひたすらカッコイイ~と思いながら観ていました。シビれる。
そしてサントラを迷わず購入。
自宅にはSimply6のアンプとDENONのプレーヤーとYAMAHAのスピーカーがあり、これらはわりと今まで聴いていて「ああ、低音が利いていてイイな」と思っていたのです……が。
サントラをかけたら、あまりの差に愕然。え?こんなもんだったっけ??ちがうよね?
映画館の音響が凄すぎたんですね……。
緊張して、観終わったら右手が凝っていた。無意識に握り締めて力が入りすぎていたんですね。
とんでもない映画です。
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